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ロンドン2025年4月 03日

フェストアルピーネ ドナヴィッツのLD転炉(BOF)を近代化

  • オーストリア、ドナヴィッツの67トン転炉を改修
  • 新しいトラニオンリングの空冷システムが設備寿命を延長  

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)が近代化を行ったフェストアルピーネドナヴィッツの(voestalpine Donawitz )No. 4 LD転炉(BOF)が稼働を開始しました。 この転炉の出鋼重量は67トンです。  

寿命を迎えていた旧転炉の改修について、 プライメタルズ テクノロジーズは、転炉本体、トラニオンリング、サスペンションシステム、スラグシールド、底部撹拌システム、空冷システムの設計および供給を担当し、 建設作業および据付に関するアドバイザリー業務も行いました。

設備寿命の延長

空冷システムがトラニオンリングおよび炉体シェルの作動温度を大幅に下げるため、設備の寿命が延長されました。 また、冷却効率が高いため、水冷システムと比較してメンテナンス作業が軽減されます。 さらに、メンテナンス不要のサスペンションシステムであるVaicon Link 2.0の採用で、熱膨張が全方向に広がり、炉体の安定性を確保します。

フェストアルピーネは、ドナヴィッツの拠点において年間約165万トンの高品質な粗鋼を生産しており、ビレットやプリブロックに加工しています。 これらの中間製品の大部分は、voestalpine Rail Technology、voestalpine Wire Technology、voestalpine Tubularsなどのグループ企業でさらに加工されます。

LD(BOF)プロセスの発展における重要な役割

ドナヴィッツ製鉄所は、100年以上の歴史を誇ります。 1953年、プライメタルズ テクノロジーズの前身企業が世界で2例目となるLD転炉(BOF)をドナヴィッツ製鉄所に導入しました。 この転炉は同年5月22日に稼働を開始し、それ以来、ドナヴィッツ製鉄所はLDプロセスの発展において重要な役割を果たしてきました。 現在、世界の鉄鋼生産量の約60%がLD法によるものです。

プライメタルズ テクノロジーズとフェストアルピーネ グループは長年にわたり協力関係を築いており、 数多くのプロジェクトを共に進めてきました。最近の代表的な事例としては、2020年にドナヴィッツ製鉄所で導入されたブルーム鋳造機や、2024年1月にリンツ工場向けに発注されたEAF Ultimate電気炉が挙げられます。  
 

No.4 LD転炉(BOF)稼働開始時のプライメタルズ テクノロジーズとフェストアルピーネの現場チームの一部  

プライメタルズ テクノロジーズが改修したフェストアルピーネドナウィッツ製鉄所No.4 LD転炉が稼働開始


プライメタルズテクノロジーズPrimetals Technologiesは本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。 

公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp