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Computer animated image of a cast-iron stave from Primetals Technologies

ロンドン2020年1月 19日

台湾の CSC より高炉向けにステーブを受注

  • CSC の第 2 高炉にステーブを据付
  • 高炉の耐用年数をさらに 18 年延長
  • 高炉 6 基のうち 5 基に当社製機器を導入予定

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、台湾の鉄鋼メーカーであるチャイナス チール(以下、CSC 社)の子会社、チャイナスチールマシナリー(以下、CSMC 社)より、高雄製鉄 所の第 2 高炉用のステーブを受注しました。この新型ステーブは、高炉の耐用年数をさらに 18 年延長 することを目的として、第 2 高炉の第 3 次改修の一環として導入されます。今後、CSC および子会社の 中龍鋼鐵(Dragon Steel)が操業する高炉 6 基のうち 5 基に、プライメタルズテクノロジーズの機器が 導入される予定です。最終納入は 2020 年 6 月末を予定しています。

 

第 2 高炉の炉床直径は 12 メートルで、内容積は 3,300 立方メートルです。生産能力は 1 日平均 6,900 トンです。第 2 高炉の第 3 次改修では、鉄皮と冷却システムも刷新します。冷却システムについては、 炉床から上部スタックにかけて銅製および鋳鉄製のステーブを組み合わせて据付けします。当社は鋳鉄 製ステーブを 9 本供給し、この新たなステーブの据付は、2020 年の操業停止期間中に実施される予定 です。改修後の高炉の操業開始は、2021 年前半を予定しています。

 

台湾最大の鉄鋼メーカーである CSC は年間約 1,000 万トンの生産能力を有し、そのうち約 3 分の 2 を 台湾国内市場に、残りの 3 分の 1 を海外向けに出荷しています。製品は、鋼板、棒鋼、線材、熱延・冷 延コイル、電気亜鉛めっきコイル、電磁鋼コイル、溶融亜鉛めっきコイル、Ni/Ti 基合金など多岐にわた ります。同社高雄製鉄所にある2つの BOF 転炉工場には、7 基の 2 ストランド式スラブ連続鋳造機と、 3 基の 4 ストランド式ブルーム連続鋳造機が設置されています。このうちスラブ連続鋳造機は主に炭素 鋼および低合金鋼の生産に用いられています。当社は高炉用機器の供給だけでなく、近年 CSC 高雄製 鉄所のスラブ連続鋳造機のアップグレード工事も実施しました。

プライメタルズテクノロジーズの鋳鉄製ステーブの CG 画像

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及 び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも 最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機 械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト: www.primetals.com.