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ロンドン、2021年3月 02日
トルコ、カプタン社向け線材圧延機ラインを受注
- 新設される線材圧延ラインにより高品質生産を拡大
- 実績ある技術によって、圧延速度と圧下力が向上
- 新たに拡充された製品群を国内外の市場に投入
- 2022年半ばに試運転予定
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、トルコのカプタングループ傘下のカプタン鉄鋼(以下、カプタン社)マルマラエレリシ工場向けに線材圧延ライン一式を受注しました。この新しい圧延機によりカプタン社の製品ラインナップには、鉄筋コイル、低合金微細粒棒鋼、溶接用ワイヤ、オーステナイトステンレス鋼、冷間圧造鋼等の付加価値の高い製品が加わり、国内外の市場に投入されます。新しい圧延機の試運転は2022年の半ばを予定しています。
今回導入される実績ある技術によって、圧延速度と圧下力が向上し、毎秒75~110メートルの速度で、毎時105トンの棒鋼の圧延が可能になります。カプタン社はサイズ6~20の鉄筋用棒鋼を供給できるようになり、高品質な炭素鋼製品の直径は4.5 mmから26 mmまで広範囲になります。
当社は、インテリジェントピンチロール、高速レイングヘッド、ロッドリダクション/サイジングミル、ウォーターボックス、StelmorコンベヤーなどのMorgan製品ラインのほか、せん断機、リフォームおよびコイルハンドリング装置、コンパクター、電気およびオートメーションパッケージの納入を含むフルターンキーソリューションを供給します。
カプタングループは、鉄鋼生産、海運、港湾運営、輸送、エネルギー、採掘、リサイクリング、および造船の各分野で事業を展開しています。1964年に最初の圧延機によって生産を開始したカプタン鉄鋼は、現在はマルマラエレリシ地区で操業を続けています。その製品は、ビレット鋼、異形棒鋼/丸棒、角棒/等辺山形鋼/平鋼/形棒などであり、世界の100か国以上で使用されています。
Stelmorは、プライメタルズテクノロジーズの登録商標です。
プライメタルズテクノロジーズのMorgan高速レイングヘッド
プライメタルズテクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp