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ロンドン2023年4月 11日

SSAB向けミルスタンドドライブ更新工事完工

  • 最新規格に適合したドライブシステム
  • ミルスタンドドライブ用スペアパーツの入手を確保
  • SSABハメーンリンナ製鉄所向け更新プロジェクトフェーズ1の最終検収証(FAC)を取得

 

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、フィンランド、SSABハメーンリンナ(Hämeenlinna)製鉄所にある4スタンドタンデムコールドミルのNo. 1ミルスタンドメインドライブの包括的な更新について、最終検収証(FAC)を受領し、更新プロジェクトのフェーズ1を完工しました。フェーズ2では、No. 2 ミルスタンドのメインドライブを更新します。

老朽化した設備の入替

No. 1ミルスタンドでは、トランス、ドライブ、モーターを含むドライブシステム一式を更新しました。また、新しいステーター、予備ローター、スリップリングを用いた同期モーターの供給、既設オイルトランスのメンテナンスフリーで環境に優しい乾式トランスとの交換、コントローラーとドライブシステムの更新を行いました。さらに、新しい励磁装置と補助装置も導入し、フェーズ1を完工しました。

当社のチームは、既設と新規のハードウェアおよびソフトウェアシステムを問題なく統合するソリューションを特定し、そのソリューションの一環として、レベル1オートメーションシステムを新しい環境に適合するよう修正・最適化しました。

プロジェクト成功の実績

今回の更新により、タンデムコールドミルの稼働率が向上し、ミルスタンドドライブシステムのスペアパーツ入手が確実になりました。当社はSSABハメーンリンナ製鉄所向けに、2022年にはタンデムコールドミルのレベル2自動化システム更新、2017年にはレベル1自動化システム更新を行っており、その実績が本プロジェクトの受注につながりました。

SSAB ハメーンリンナ製鉄所の4スタンドタンデムコールドミルは、自動車業界向けに、安全部品の製造に使用される超高強度亜鉛めっき鋼板などのプレミアム製品として、幅660~1,575ミリメートル、厚さ0.35~3.1ミリメートルのコイルを生産しています。

左から

Premsingh Bist(プライメタルズ テクノロジーズ プロジェクトマネージャー兼リードエンジニア)

Jari Puurtinen(SSAB ハメーンリンナ製鉄所 プロセスオートメーション開発マネージャー兼電気・自動化プロジェクトマネージャー)

Dong Yan(プライメタルズ テクノロジーズ ドライブコミッショニングエンジニア)

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。 
公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp