ニュース&プレスリリース
ロンドン2024年7月 02日
SAILのIISCO製鉄所向け4基目の熱風炉を受注
- 内燃式チャンバー型炉をNo. 5 高炉 「カリヤニ」に追設
- 追設する炉の格納のため熱風管を延長
- 熱風炉の追設でオペレーションの安全性が確保される上、現場の操業に影響を与えることなく、既設炉を修理のためにオフラインにすることが可能に
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、インド国営製鉄会社(Steel Authority of India Limited: SAIL)の、西ベンガル州アサンソル市バーンプールにあるIISCO製鉄所のNo. 5高炉「カリヤニ(Kalyani)」向け熱風炉の設計、供給、据付を受注しました。 この4基目の炉の追設により、IISCO製鉄所では、生産量や効率に影響を与えることなく、既存炉の修理が可能になります。 工期は17カ月間を予定しており、 完工後、IISCO製鉄所は4基の炉を使用して操業するメリットを得ることとなります。
効率的な燃焼
このたび追設される内燃式炉には、優れた耐火物設計で設備の寿命を延ばす「マッシュルームドーム」や、適切な混合と効率的な燃焼を可能にする縦型セラミックバーナーなど、さまざまな革新的機能が盛り込まれています。
また、4基目の炉に対応するよう、熱風管を延長します。
プライメタルズ テクノロジーズは、追設される炉の設計、エンジニアリング、製造、据付を行います。 また、高品位耐火物、伸縮継手、油圧システム、バルブ、熱風管の延長、関連サポートおよびアクセス用設備も供給します。
大手総合鉄鋼メーカー
SAILは、インド最大の製鉄会社のひとつです。 主に、原料供給源に近い位置であるインド東部と中部において一貫工場5カ所と特殊鋼工場3カ所で操業しています。
SAIL傘下のIISCO製鉄所(IISCO Steel Plant)は、インドで最も歴史の長い一貫工場のひとつです。 1918年に設立されたこの工場は、徐々に近代化され、年間生産量250万トンまで生産能力を拡張してきています。 現在、さらに年間400万トンの増産を目指す、新たな拡張期に入っています。 同工場は3基の圧延ラインを有し、条鋼、棒鋼、形鋼製品を製造しています。
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp