ニュース&プレスリリース
ロンドン2016年1月 14日
Primetals Technologies、仏 Ugitech(ユジテック社)のス テンレス線材圧延機用コイル搬送・圧縮システムを近代 化
- 新システムにより自動的にコイルを垂直方式圧縮システムに装入
- 斬新な方式により巻取り密度の高い線材コイルを生産
- 効率的なコイル搬送設計
Primetals Technologies は、フランスのステンレス線材メーカの Ugitech(ユジテック社)から、線材圧 延機用のコイル搬送・圧縮システムの自動化及び近代化更新工事で、すべての性能目標を達成し、最終 検収書を受領しました。
フランス東部のユジーヌにあるステンレス線材工場の近代化更新では、従来の手動 2 次工程に替って、 台上から圧縮前コイルを自動挿入する新型の垂直方式コイル圧縮機および搬送ステーションによるシス テムを設計。従来の水平方式圧縮システムは処理が遅く非効率で、下流工程での効率的処理に適したコ イル巻取りができていませんでしたが、本システムでは、ショットブラスト工程後のコイル圧縮前にコ イルの巻取り密度を上げる特殊機構を装備。本システムは専任オペレータ不要の完全自動で、フォーク リフトの運転手が圧縮前のコイルを搬入ステーションに投入し、搬出ステーションから圧縮済みのコイ ルを払い出すだけで処理が可能です。
新型システムでは、2~20 トンの圧縮力で巻き締め、4 本のワイヤーで結束された重さ 1.1 トンのコイ ルを擦り傷無しで 2 分間毎に生産します。
Ugitech(ユジテック社)は世界最大の特殊鋼長尺製品の製造加工販売グループである Schmolz + Bickenbach Group の一員として、フランス、イタリア、ドイツに 7 カ所の工場を擁して棒鋼、線材、 ワイヤーなど幅広いステンレス長尺製品を年間 20 万トン余り 製造、販売しています。
Primetals Technologies 製の垂直方式コイル圧縮システム
Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的 リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重 工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メ タルズテクノロジーズ社の統合により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世 界で約 9,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com