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150-metric-ton twin electric arc furnace

ロンドン2016年4月 05日

Primetals Technologies、中国・Baosteel 社(宝鋼)上海 のツインシェル式電気炉を更新

  • 電力使用効率化により生産コストを削減
  • 使用原料の自由度を改善
  •  電解陽極の耐久性向上で 1,500 回以上の溶解が可能
  • 最大 90%の溶銑配合率での生産が可能

 

Primetals Technologies は、中国の Baoshan Iron and Steel Co Ltd.(Baosteel、宝山鋼鉄:宝鋼)から、 同社上海製鉄所で 20 年以上前に設置されたツインシェル式直流電気炉の近代化工事を受注しました。 本プロジェクトでは、上部と下部のシェルを再設計し、それぞれに新しい電解陽極を搭載。電力効率の 向上で生産コストを削減するとともに、使用原料の自由度がアップすることから、将来的に溶銑配合率 を最大 90%まで上げることが可能になります。この近代化工事は、2016 年末までに完工予定です。

 

Baosteel Group(宝鋼集団)は世界最大規模の製鉄会社として、2014 年には粗鋼生産量が 4,300 万トン に上り、中国国内および国際市場向けに高品質の製品を製造しています。出鋼重量 150 トンの本ツイン シェル式電気炉は、構造用鋼向けの半製品ビレット及び条鋼製品の製造ラインに組み込まれています。

 

今回の近代化プロジェクトで、当社は機器のエンジニアリング、製作、納入を担当します。水冷式炉壁 パネルを備えた上部シェルは全面的に再設計され、下部シェルに新たに導入される空冷フィン方式電解 陽極は 1,500 回以上の溶解を実現する耐久性を確保。総合的な電力効率が改善され、生産性向上につな がります。さらにバーナー加熱システムも新規に導入され、本ツインシェル式電気炉は、将来的に最大 90%の溶銑配合率で操業可能になるとともに、炉上部に加えて炉側壁からも溶銑が挿入可能となります。 この工事で、当社は据付および試運転の指導・管理も担当します。

 

宝鋼上海の出鋼重量 150 トンのツインシェル式電気炉。Primetals Technologies はこの 電気炉近代化を 2016 年末までに完工予定。

 

原文プレスリリース及び資料は、以下の URL よりご覧になれます。 www.primetals.com/press/

 

Primetals Technologies 公式ツイッター: twitter.com/primetals

 

Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的 リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重 工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メ タルズテクノロジーズ社の統合により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世 界で約 9,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com