ニュース&プレスリリース
ロンドン2016年12月 01日
Primetals Technologies、中国の江蘇鼎勝アルミニウムか ら空気軸受式形状計および冷却システムを受注
- 圧延アルミ箔材の平坦度を正確にオンライン測定する空気軸受式形状計 60 台を供給
- 圧延ロールの温度分布を冷却スプレーシステムで制御してストリップ品質を改善
Primetals Technologies は、中国の江蘇鼎勝アルミニウム(鼎勝社)から、オンライン測定用の空気軸 受式形状計 60 セット、当社製インテグラルソレノイドバルブ(ISV)を装備した冷却用スプレーバー、 マグネスケール計測器、スペアパーツ 4 セットを受注しました。初回の納品は 2016 年 10 月に実施され、 最終納品は 2019 年 2 月の予定です。
江蘇鼎勝 アルミニウムは、ハイテク生産設備を活用して、過去 9 年間で急成長した中国最大のアルミ箔 メーカーです。今回の受注は、鼎勝社の内モンゴル自治区通遼の新設工場と江蘇省鎮江および浙江省杭 州の既存 2 工場の計 3 か所で実施されているアルミ箔圧延プラント拡張プロジェクトの一環で、意欲的 な計画通りにプロジェクトを遂行するため、初回納品の 3 セットは既に空輸されています。
今回受注の設備は、空気軸受式形状計により圧延アルミ箔材の平坦度をオンラインで正確に測定し、 ISV 装備の冷却用スプレーバーシステムにより圧延ロールの温度分布を制御して、ストリップ品質を改 善するもの。鼎勝社は、ここ数年にわたって空気軸受式形状計と ISV スプレーバーを 50 セット以上使 用してきた経験から、圧延工程を精密制御してアルミ箔をわずか数ミクロン厚に圧延する上で、これら の装置が極めて高い信頼性を備えており、製品の平坦度を左右する重要機器であると認識していました。
Primetals Technologies は、形状計及び冷却スプレーの技術を多数の競合他社と競った結果、高い評価 を得て本案件を受注しました。鼎勝社によれば、アルミ箔生産時の製品平坦度を測定するセンサーとし て当社 Primetals Technologies の空気軸受式形状計が最高評価を獲得したうえ、圧延ロールの温度分布 の制御能力についても当社の ISV 装備の冷却スプレーバーが最優良の評価を受けました。
Primetals Technologies が中国の江蘇鼎勝 アルミニウム社から 60 セットを受注した空 気軸受式形状計。
Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的 リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重 工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メ タルズテクノロジーズ社の統合により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世 界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com