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ロンドン2016年4月 26日
Primetals Technologies、ブラジル・ノベリス-ピンダ工 場のアルミニウム熱間圧延機用オートメーションシステ ムの近代化工事を受注
- オートメーション技術の近代化により信頼性と稼働率が向上
Primetals Technologies は、アルミニウムメーカーのブラジル・Novelis do Brazil Ltda.(ノベリス・ブ ラジル社)より、サンパウロ州ピンダモニャンガバの熱間圧延機用オートメーションシステムの近代化 工事を受注しました。本プロジェクトでは、既存の基本オートメーションシステムを新規プラットフォ ームに交換、運転制御監視システムおよびサーバーシステムも近代化、熱間圧延機の信頼性と稼働率を 向上させます。この近代化工事は、プラント操業を停止することなく稼働中に実施し、2017 年中旬に 完工予定です。
ノベリス・ブラジル社は、アルミニウム圧延製品およびアルミニウムリサイクル処理で 11 ヶ国に製造 展開する世界的企業である Novelis Inc.(ノベリス社、米国アトランタ市)の子会社で、ノベリス-ピン ダ工場(ピンダモニャンガバ市)は南米最大の工場として、主に飲料業界向け薄板製品の生産に特化し ています。当社はこれまでに、同工場向けに TCM3 冷間タンデム圧延機用電気機器の納入・据付、シン グルスタンド冷間圧延機用 TCS*1の据付などのプロジェクトを多数完工させています。
当社は 1997 年に本熱間圧延機向けにオートメーションシステムを納入していましたが、今回のプロジ ェクトでは、この基本オートメーションシステムを Simatic TDC*2に交換するほか、WinCC*3オペレ ータ制御監視システムと、サーバーシステムを近代化します。また、この工事には、将来の近代化に備 えた外部記憶装置及び高可用性システム用記憶装置などが含まれています。
近代化工事は、圧延機の稼働中あるいは、計画的な週次点検修理、年次工場停止期間等に実施される予 定で、生産ロスを回避し、生産品質と生産量を維持します。当社はこれまでマルチスタンド式アルミニ ウム熱間圧延機の近代化工事を欧州においても無事完工しています。
*1TCS(Technological Control System):技術制御システム
*2Simatic TDC(Technology and Drive Control):当社独自の自動制御システムで最短のサイクル タイムで大容量の駆動プログラムを制御する。
*3WinCC:全ての制御機能がオンボード搭載された当社特有の統合プロセス機構。
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Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的 リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重 工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メ タルズテクノロジーズ社の統合により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世 界で約 9,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com