ロンドン2016年7月 19日

Primetals Technologies、ドイツのアルノルフ向け アルミニウム冷間圧延機の駆動系近代化を受注

• 新技術により主要プラントの高稼働率を実現

Primetals Technologies は、ドイツのアルノルフ社（Aluminium Norf GmbH：Alunorf）から、タンデム 冷間圧延機 5 号機（KW5）の駆動系近代化工事を受注しました。本プロジェクトによりプラントは最新 方式に近代化され、アルノルフの生産ラインでキーとなる KW5 は高い稼働率で安定した操業が可能と なります。完工は 2017 年 1 月の予定です。

Primetals Technologies とアルノルフとは、これまで受注した複数のプロジェクトを通して良好な関係 を培っており、今回の受注は、冷間圧延機 4 号機（KW4）および２基の熱間圧延機の近代化などに続く ものです。

今回の供給対象は KW5 のパワーユニット、主動力源のデジタル閉ループ駆動制御および自動運転用操 作装置で、据付および試運転も担当します。さらにプロジェクトの一環として、アルミ圧延用のコイラ ーおよびアンコイラーには新たに DC コンバータ（Sinamics DC Master）を、圧延スタンド 1 号機およ び 2 号機にはサイクロコンバータ（Sinamics SL 150 型）を供給します。これらの新システムにより、 旧式の他社製ハードウェアは不要となりました。

アルノルフ社は、ノベリス・ドイツ（Novelis Deutschland GmbH）とハイドロアルミニウム（Hydro Aluminium Rolled Products GmbH：Hydro Aluminium）のジョイントベンチャーとして 1965 年に創立 されました。ドイツ・ノイス市で、アルミニウム精錬及び圧延の一貫工場としては世界最大の工場を運 営しており、社員数は約 2,100 人、年間約 150 万トンの熱延および冷延アルミニウム製品を出荷してい ます。

Primetals Technologies が納入するサイクロコンバータ（Sinamics SL 150 型、写真は Siemens AG 提供）

Primetals Technologies, Limited：金属鉄鋼産業における世界的なリーディング・カンパニーであり、この分野の広範な企業のライフサイク ル・パートナーです。本社を英国・ロンドンに置き、電機、オートメーションおよび環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供しています。その商域は、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、広く非鉄分野部門をもカバーし、最新の圧延ソリューショ ンをお届けしています。当社は三菱重工グループで、株式会社日立製作所および株式会社 IHI が資本参加する三菱日立製鉄機械と、シーメン ス・グループのシーメンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により 2015 年 1 月に発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シ ーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト：www.primetals.com