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ロンドン2019年1月 24日
首鋼京唐向け超高張力鋼専用の連続酸洗ラインを受注
- 年間 150 万トンの熱延鋼板を処理可能
- 超高張力鋼専用の設計
- 新設生産プラントの第 2 フェーズの一環
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、中国の鉄鋼メーカーである首鋼京唐鋼 鉄聯合有限責任公司(Shougang Jingtang United Iron & Steel Co., Ltd.:首鋼京唐)から連続酸洗ライン (CPL)を受注しました。年間約 150 万トンの熱延鋼板を処理できるように設計されたこの酸洗ライン は、中国河北省の曹妃甸区に新設された同社生産プラントの第 2 フェーズの一環として発注されたもの で、自動車、バス、トラックの製造で使用される高付加価値製品や、あらゆる重工業用途向けの超高張 力鋼(UHSS)専用設備となります。稼働開始は 2019 年後半を予定しています。
首鋼京唐は、2017 年度実績で年産約 2,760 万トンを誇る中国大手の鉄鋼メーカーの首鋼集団の一員で す。首鋼京唐は、複数の CPL、連続焼鈍ライン、連続亜鉛めっきラインを稼働してあらゆる種類の炭素 鋼を加工していますが、主に自動車用外板や内板製品、家電製品向けの高付加価値製品の製造に注力し ています。
当社の CPL は、厚さ 0.8~6.0 ミリメートル(将来的には 7.0 ミリメートルまで対応予定)、幅 750~ 1,650 ミリメートルの熱延鋼板の酸洗が可能で、最大 33.6 トンまでのコイルを取り扱える設計となって います。入側のストリップ速度は毎分 650 メートル、酸洗は毎分 320 メートル、出側セクションでは毎 分 400 メートルに達します。
酸洗ステーションの前段には、酸再循環システム搭載の横型乱流酸洗タンク 5 基を装備した強力なスケ ールブレーカー、そして後段には、5 槽のリンス用タンク、水再循環システム、ストリップ乾燥設備が 設置されます。それらの工程を経たストリップは次にスキンパス圧延機とテンションレベラを通り、サ イドトリミングされたのち、求められる表面品質に達していることを確認するため検査ステーションを 通過します。ラインの出側セクションにはフライングシャーが設置されます。
当社は CPL の主要機器すべてのエンジニアリング、製造、供給のほか、電気およびオートメーション 機器の納入、並びに組み立てと試運転の監督を行います。関連の土木工事および酸洗ラインの組み立て は、本工事の顧客である首鋼京唐が担当します。
プライメタルズテクノロジーズ製の連続酸洗ライン(CPL)
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com