ニュース&プレスリリース
ロンドン2018年11月 27日
韓国のウルサン・アルミニウム向けに圧延機用オートメ ーションシステムを受注
- 熱間圧延機に新型オートメーションプラットフォームと制御システムを搭載
- 冷間圧延機 2 号機にも新型制御システムを搭載
- 近代化により信頼性と稼働率が向上
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、韓国のアルミニウムメーカーであるウ ルサン・アルミニウム社(Ulsan Aluminum Ltd.)より、韓国蔚山(ウルサン)市にある同社工場の熱間 圧延機と冷間圧延機 2 号機用として新型オートメーションシステムを搭載する近代化工事を受注しまし た。熱間圧延機と冷間圧延機 2 号機には、新型オートメーションプラットフォームに則った新型制御シ ステムが搭載され、圧延機の信頼性と稼働率の向上が実現されます。本近代化工事は、2018 年末に完 工の予定です。
ウルサン・アルミニウムは、ノベリス社(Novelis Inc. )と株式会社神戸製鋼所の合弁会社として 2017 年に設立されました。同社工場では、アジアにおける飲料産業、電子産業、自動車分野、建設産業向け にアルミニウム圧延製品を製造しています。今回の近代化では、熱間圧延機用として、オートメーションプラットフォームと自動ゲージ制御 (AGC)、油圧ギャップ制御(HGC)、ワークロールベンディング制御などの新型制御システム (TCS)、データ収集システムとオペレーター用管理・監視システムを含む新しいオートメーションシ ステムが供給されます。
さらに冷間圧延機 2 号機にも、今回の熱間圧延機用や 2013 年に冷間圧延機 1 号機用に納入したシステ ムと同等の機能を備えた新型 TCS、さらにデータ収集システムとオペレーター用管理・監視システムも 装備されます。当社は、両圧延機へのオートメーションシステムの搭載、試運転および調整を担当します。
アルミニウム圧延機の制御ステーション
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com