ニュース&プレスリリース

ロンドン2025年3月 06日
電磁鋼板生産を拡大するタンデム冷間圧延機を福建科宝向けに受注
- 6スタンドタンデム冷間圧延機と包括的な自動化ソリューションを納入
- 三宝集団傘下の福建科宝の電磁鋼板と錫めっき鋼板増産が可能に
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、三宝集団(Sanbao Group)の完全子会社である中国の電磁鋼板メーカー、福建科宝金属制品有限公司(Fujian Kebao Metal Products)の福建省漳州市にある製鉄所向け連続タンデム冷間圧延機 (CTCM)を受注しました。 新設される圧延機は高品位電磁鋼板を生産し、三宝グループが中国における電磁鋼板の主要サプライヤーなることを支援します。この新設される圧延機は高品位電磁鋼板を生産し、三宝集団が目標とする、中国における高品位電磁鋼板とその関連サービスのリーディングプロバイダーの地位を得ることに貢献します。
高品質ストリップ
プライメタルズ テクノロジーズは、エンジニアリング、機械設備一式、レベル1およびレベル2の完全自動化システムを含む包括的な電気・自動化ソリューションを提供します。 当初の年間生産能力は100万トンを超え、その後、さらに大幅な増産が見込まれています。
このCTCMは、厳格な板厚公差と平面度公差を高精度で達成するように設計されています。 ミルスタンドには、チャンファー付きのシフト可能なワークロールが装備されており、ストリップのエッジプロファイルを最適化します。 エッジドロップを最小限に抑えながらストリップの品質を向上させるため、最終スタンドの後には多チャンネル式エッジドロップ板厚計が設置されます。
高度な形状制御
プロセスモデルには自己学習型ニューラルネットワークを含む最先端のソリューションが組み込まれており、高精度の板厚制御、最適化されたエッジドロップ制御、および高度な形状制御が可能です。 エッジドロップ設定や温度調整のための高精度モデルが、主要な生産パラメーターを詳細に制御します。
当社は、中電圧メインドライブとPLCキャビネットを含むドライブシステム一式も供給します。 電気システムは、高精度の自動化制御システムを統合したTotally Integrated Automation(TIA)ポータルをベースにしています。 各スタンドの完全自動制御と精密な連携により、高い安定性と連続生産が保証され、生産効率が最大化されます。
鉄鋼製品加工分野での事業拡大
福建科宝金属制品有限公司は、三宝集団の専門知識を活用して、鉄鋼製品加工分野での事業を拡大しています。 三宝集団は、LD転炉(BOF)設備と電気炉(EAF)ミニミル工程の両方を運用しており、海洋工学、造船、高圧容器、自動車など幅広い業界に製品を供給しています。
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp