ニュース&プレスリリース
ロンドン2015年2月 27日
日照が Primetals Technologies が納入した Arvedi ESP プラントで最初のコイルを生産
- 受注後 20 カ月以内で最初のコイルを圧延
- 0.8 ミリメートルまでの厚さのホットストリップを生産
- 生産能力は年間 255 万トン
- Arvedi ESP プロセスで最大 45%のエネルギー消費を削減
2 月に、中国の鉄鋼メーカーの日照鋼鉄集団有限公司(日照)が、Primetals Technologies 製の Arvedi ESP(Endless Strip Production)No.1 プラントで最初のコイル圧延を行いました。今年初めには、最初 の鋳造とプレート圧延が正常に行われました。同プラントは、幅 1,600 ミリメートル、厚さ 0.8 ミリメー トルまで高品質な超薄型ホットストリップを年間 255 万㌧生産するよう設計されています。エネルギー消 費は、従来型の鋳造圧延プロセスから最大で 45%低くなります。この Arvedi ESP プラントにより、日照 は高品質の薄ゲージ製品で、魅力的な国内外の市場を開拓することができるようになりました。
同プラントは、2013 年から 2014 年にかけて Primetals Technologies が受注した 5 つの鋳造圧延プラン トのうちの 1 つです。No.1 プラントは試運転中、No.2 プラントは建設中、そして No.3 プラントの工事 を 2014 年 12 月に開始しました。機器の搬入も既に始まっています。No.4 プラントおよび No.5 プラン トの第二期工事も計画通りに進んでいます。
Primetals Technologies は、Arvedi ESP プラントのエンジニアリングを担当し、機械設備及び関連付 帯設備、電気制御システムを供給しました。全てのラインは、ベーシック(レベル 1)とプロセスオー トメーション(レベル 2)で制御されています。これにより、鋳造プロセスと圧延プロセス間のインタ ーフェースを確実に行うことができます。また、プロジェクトには包括的なトレーニングとサポートパ ッケージも含まれており、クレモナ(イタリア)の Arvedi 社が所有する ESP プラントでお客様の要員 に対し、理論及び実践の指導を行うことが含まれています。
Arvedi ESP プロセスでは、一体化され、連続した鋳造圧延プロセスでホットストリップを生産します。 このタイプのプラントでは、従来型の鋳造圧延プロセスに対し、エネルギー消費とそれに関連したコス トを最大で 45%まで低減します。これはまた、CO2排出量が大幅に削減することを意味します。また、同 プラントは全長わずか 180 メートルと、従来型の鋳造圧延ミルよりもかなりコンパクトになります。
2 月、日照(中国)の日照鋼鉄集団有限公司にある Primetals Technologies が納入した Arvedi ESP No.1プラントで最初のコイルを生産
Primetals Technologies, Limited は本社を英国、キャンバリーのフリムリーに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニ アリングやプラント建設全般の、世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション 及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけ でなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工グループで、株式会社日立製作所 、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メタルズテクノ ロジーズ社の合併により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数 は全世界で約 9,000 人。詳しくは、以下の URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com