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Wuzhou Yongda issues FAC for EAF Quantum electric arc furnace and ladle furnace

ロンドン2021年12月 02日

中国、梧州永達鋼鉄向け新型電気炉 EAF Quantum とレ ードル炉が完工

  • 様々な組成や品質のスクラップを処理できるよう設計された新型電気炉 EAF Quantum
  • 消費電力、操業コスト、CO2排出量が非常に少ない
  • インダストリー4.0 対応

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は中国の鉄鋼メーカー、梧州永達鋼鉄有限 公司(Wuzhou Yongda Iron and Steel Co. Ltd. 以下、梧州永達鋼鉄)より、広西チワン族自治区烏州市 の新規プロジェクトに納入した新型電気炉 EAF Quantum およびツインレードル炉の最終検収書(FAC) を受領しました。EAF Quantum は、様々な組成や品質のスクラップに対応するよう設計されています。 スクラップは予熱されるので、電気炉に必要な電力量が大幅に低減し、操業コストと CO2排出量の両方 が削減されます。ツインレードル炉では、目的とする鋼種と鋳造温度の正確な設定が可能です。

 

梧州永達鋼鉄は、中国南部の広西チワン族自治区を拠点とする民営の製鉄会社で、棒鋼、鉄筋コイル、 および線材コイルを製造しています。プラント新設により、建設業界向け製品生産量を増大しました。 当社は、EAF Quantum とツインレードル炉の機械・電気装置一式を納入しました。他のプラント設備 とサービスは地元の設計会社が担当する予定です。

 

EAF Quantum とツインレードル炉は、梧州永達鋼鉄の炭素鋼製造新規プロジェクトの一環です。 当社は EAF Quantum とツインレードル炉の機械・電気機器一式と自動制御技術を提供しました。これ には、スクラップヤードの自動管理、装入プロセスの自動化、酸素注入と砂の再充填の自動化、さらに はプラントをインダストリー4.0 に対応させるためのレベル 2 の自動化が含まれています。また、脱硝 装置の基本データパッケージもこのプロジェクトの一部でした。

 

当社が開発した新型電気炉 EAF Quantum は、実績のあるシャフト炉技術、革新的なスクラップ装入プ ロセス、高効率予熱システム、新傾動方式の下部容器、最適化された出鋼システムを組み合わせること で、出鋼間隔の大幅な短縮を実現しています。従来の電気炉に比べて電力消費量が大幅に低減されてお り、電極と酸素の消費量低減と相まって、全体として約 20%の処理コストの低減ができます。CO2総排 出量も、従来の電気炉と比較して最大 30%削減されます。また、最新の自動排ガス制御を備えた統合除 塵システムは、環境基準事項のすべてを満たします。


プライメタルズテクノロジーズの新型電気炉 EAF Quantum の効率は電気炉最高レベ ルです。

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリン グ、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタ ライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる 分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ 会社で、従業員数は全世界で約 7,000 人です。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp