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ロンドン2023年3月 29日
ニューコアスチールバークレー向け亜鉛めっきライン 新設を受注
- 年間生産量50万トンを想定した設計
- 利益率がより高い付加価値製品へのシフトに貢献
- ファーストコイルは2025年半ばを予定
プライプライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、北米最大の鉄鋼メーカーであり、南北米最大のリサイクル業者でもある、ニューコア コーポレーション(Nucor Corporation)の鋼板生産部門、ニューコア スチール バークレー(Nucor Steel Berkeley)向け自動車用鋼板連続亜鉛めっきライン(CGL)新設を受注しました。このラインは、サウスカロライナ州ヒューガーにある同社の製鉄所に建設される予定です。
先進技術
ニューコア スチール バークレーに導入されるCGLは世界で最も先進的なラインのひとつです。亜鉛めっき鋼板年間生産能力が約50万トンのこのラインにより、この拠点での超高張力鋼板(AHSS)などの自動車向け製品の生産が可能になり、製品構成を利益率がより高い付加価値品にシフトするという同社の戦略をサポートします。ファーストコイルは2025年半ばまでに生産される予定です。
当社製ラインが技術的要件をすべて満たしており、プロジェクト遂行における当社のグローバル組織としての強みが本件の受注につながりました。ヒューガーにある当社のサービスワークショップを拠点とする熟練工が現場で組立作業を行い、据付や設備更新をサポートする予定です。
包括的ソリューション
当社は、亜鉛めっき、アフターポット冷却および水冷技術を含む竪型亜鉛めっき炉のエンジニアリングと供給を担当します。ターミナル機器や特殊製品を含む主要な機械設備については、大手重工業メーカーであるクレシムと提携します。また、駆動装置、レベル2、高度なスケジューリングシステムを含む総合オートメーションパッケージと、新しい受変電設備を含む電力ソリューションも供給範囲に含まれています。
6箇所に製鉄所
ニューコア コーポレーションは、棒鋼、鉄筋、構造用鋼、炭素鋼板、および薄板製品の北米における主要メーカーで、米国で 全6箇所に製鉄所を保有しており、自動車、家電、建設、パイプ・チューブ、その他の産業および消費者向け用途の平鋼を生産しています。現在、ウェストバージニア州メイソン郡に7番目の製鉄所建設を進めています。稼働中の6ラインの合計年間生産量は約1,380万トンです。
プライメタルズ テクノロジーズは、ニューコア スチール バークレーのサウスカロライナ州ヒューガーにある製鉄所向け連続亜鉛めっきライン新設を受注
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp