ニュース&プレスリリース
ロンドン2024年10月 09日
ドラゴンスチール向けに高炉寿命を延ばし排出を削減する長寿命銅ステーブ受注
- プライメタルズテクノロジーズが特許を持つ耐曲げ変形性ステーブは高炉の長寿命を保証
- 耐摩耗性の六角形インサートがコークス使用量を削減し、操業コストと炭素排出量を低減
2010年、プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、台湾、台中にあるドラゴンスチールコーポレーション(Dragon Steel Corporations: DSC)のNo. 1高炉を設計、供給、建設、試運転を行いました。 設計数値を15%上回る記録的な性能を発揮したこの高炉は、2025年にオフラインとなり、将来の優れた操業に向けて改修される予定です。
No. 1高炉の改修の一環として全ステーブが交換されますが、重要な部分にはプライメタルズ テクノロジーズが特許を持つ耐摩耗性と耐曲げ変形性を備えた銅ステーブ10枚を採用します。
信頼性の高い運転を継続
プライメタルズテクノロジーズの最新設計のステーブにより、高炉冷却システムの信頼性の高い運転が継続され、高炉の寿命が延び、メンテナンスが最小限に抑えられます。 耐摩耗技術がコークス消費を削減するため、操業コストと炭素排出量も低減されます。
当社は、耐曲げ変形性および耐摩耗性のステーブを設計し、台中の現場に直接納入します。 また、当社の高炉専門家が据付および性能試験におけるアドバイザリーサービスを提供します。
大手総合鉄鋼メーカー
ドラゴンスチールコーポレーションは、2008年に中国鋼鉄(China Steel Corporation: CSC)の完全子会社となりました。 台湾の台中に位置し、電気アーク炉1基と高炉2基を備えた台湾唯一の完全総合製鉄所です。 高効率で環境に優しい最新設計の主要設備で操業しています。
高炉2基は、合計500万トンの生産能力を持ち、隣接する製鋼施設に原材料を供給しています。 ここでは、一般炭素鋼、構造用鋼、高張力低合金鋼を生産しています。 また、CSCグループ内で最大の板厚および板幅の一般構造用圧延鋼材も生産しています。
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp