ニュース&プレスリリース
ロンドン2018年7月 10日
ドイツの BGH フライタール社向け電気炉近代化プロジ ェクトを完工
- 炉の作動を最適化
- 出鋼システムを更新
- レードル加熱システムと合金投入用設備を新規納入
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)はドイツの鉄鋼メーカーの BGH エデルシュ タールヴェルケ社(BGH Edelstahlwerke GmbH)がドイツ・フライタールに保有する電気炉の近代化 工事を完工し、最終検収書を受領しました。この近代化プロジェクトでは炉の作動を最適化し、出鋼シ ステムを更新すると共に、レードルカー、レードル加熱システム、合金投入用設備が更新され、据付ら れました。この近代化工事は 2 段階に分けて実施され、2017 年の夏期停止期間中に完了していました。
BGH エデルシュタールヴェルケ社はオーナー経営の中規模グループ企業で、ドイツとポーランドに複 数の独立した生産会社を保有しています。BGH エデルシュタール フライタール社(BGH Edelstahl Freital GmbH)は、BGH グループ内で最大の企業で、ドイツ東部ドレスデン近郊のフライタールで電気 炉、二次精錬設備、インゴット鋳造設備、水平式連続鋳造設備からなるミニミル製鉄工場を操業してい ます。後工程では、粗ブロックミルと線材圧延機で圧延処理が行われます。当社は、2013 年に線材圧 延機の自動化と駆動システムの近代化工事を実施していました。
本プロジェクトの一環として、当社は炉の揺動装置のほか、炉蓋昇降システムと傾動システムの近代化 を実施して炉の作動を高速化するとともに、これまでより長い電極棒を使用可能にしました。プロジェ クトの第 2 段階では炉から溶鋼を出鋼するシステムが更新され、レードルカー、レードル加熱システム、 レードルへの合金投入用設備も新規に納入されました。当社はエンジニアリング、設備の供給、据付と 試運転の指導を担当しました。
プライメタルズテクノロジーズがドイツのフライタールにある BGH エデルシュター ルヴェルケ社の電気炉近代化工事を完工。
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com