London2023年3月 23日

サイクロコンバータの稼働率向上とスペアパーツ確保のための更新工事をフィンランドで実施

• サイクロコンバータの近代化により、ステンレス鋼生産ラインの稼働率が高まる
• 2023年秋に完工予定

プライメタルズ テクノロジーズ（Primetals Technologies）は、フィンランドのステンレス鋼メーカー、オウトクンプ（Outokumpu Oyj）が、フィンランド、トルニオの同社生産拠点に持つステンレス鋼生産ライン（圧延・焼鈍・酸洗）の2号スタンドの既設サイクロコンバータ式ドライブシステムと電源部の更新工事を進めています。

完工は2023年秋の予定です。

稼働率の向上

本更新工事の目的は、生産ラインの可用性を高め、ドライブシステムを将来のスペアパーツ供給状況に対応したものにすることです。当社は、適応性の高い交換コンセプトと、既設ラインの保守問題や改善について相互信頼に基づき築いてきた協力関係により、サプライヤーとして選ばれました。

当社の供給範囲は、サイクロコンバータ式ドライブシステムの交換用コントローラーと電源部の供給、励磁装置と補助システムの更新、電気機器の据付、新しいドライブシステムのレベル1ソフトウェアの実装と適用です。既設の基本的なオートメーション制御システムには、インターフェイスを変更することなく統合されます。

強力なパートナーシップ

両社のパートナーシップは数十年に及んでいます。トルニオでは工場の立ち上げから近代化まで、さまざまな設備供給を経て、信頼できる強い協力関係が築かれています。当社はトルニオで2台のサイクロコンバーター交換を成功させており、本工事は3台目となります。

持続可能なステンレス鋼のグローバルリーダーであるオウトクンプは、フィンランド、ヘルシンキに本社を置き、約30カ国で8,000人を越える専門家を擁しています。ヨーロッパで最大のステンレス鋼メーカーであり、アメリカ大陸では2番目の規模を誇ります。

プライプライメタルズ テクノロジーズは、オウトクンプのフィンランド、トルニオにある製鉄所のステンレス鋼生産ライン（圧延・焼鈍・酸洗）の2号スタンドのドライブシステムを更新しています。

プライメタルズテクノロジーズ（Primetals Technologies）は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。