ニュース&プレスリリース
ロンドン2024年9月 30日
ウルサンアルミニウムの熱間圧延仕上げミル向け自動化システム更新を受注
- レベル1とレベル2の自動化システムを近代化
- ITセキュリティの向上と将来を見据えた操業を実現
- 稼働開始は2025年10月の予定
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、韓国のアルミニウムメーカー、ウルサンアルミニウム(Ulsan Aluminum)がウルサン(蔚山)に持つ3スタンドの熱間圧延仕上げミル向け自動化システムの包括的な更新工事を受注しました。
レベル1とレベル2自動化システムを近代化
工事範囲は、レベル1とレベル2の自動化システムの更新、全サーバーの仮想化、プロセス自動化システムのHMI近代化などです。
本工事による主なメリットには、ITセキュリティの大幅な向上、OPEXコストの削減、将来を見据えた操業があります。 また、デジタルアシスタントやその他のデジタル化ソリューションがスムーズに統合されます。
2013年、当社はウルサンアルミニウムに熱間圧延機を納入しました。 この圧延機は、アジア市場で自動車用板材の生産に進出する同社の計画の一環として、既存の熱間リバースツインコイリング圧延機に追設され、生産能力を向上させました。 入側板厚は25~60ミリメートル、出側板厚は1.8~6ミリメートルです。
製品品質の向上
全システムが仮想サーバーで運用されるため、メンテナンスの必要性が減り、デジタルサービスの拡張が迅速になります。 近代化後は、製品品質と生産性がともに向上します。 2025年9月から10月に工場の操業を停止し、工事を実施する予定です。
ウルサンアルミニウムは、ノベリスと神戸製鋼の合弁会社として2017年に設立され、 自動車、飲料缶、特殊アルミニウム用途など、さまざまな市場にアルミニウム圧延平板製品を供給しています。 ウルサン工場の年間生産量は40万トンです。
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp