ニュース&プレスリリース
ロンドン2024年3月 06日
インド、SAILのルールケーラー製鉄所でグリーンスチールへの移行に取り組む
- SAILのルールケーラー製鉄所におけるグリーンスチールプロジェクトで技術提携
- 一貫製鉄所で生産される全製品を対象とする脱炭素ソリューション評価に向けた重要な戦略
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)と、インドの大手鉄鋼メーカー、スチール オーソリティー オブ インディア(Steel Authority of India Limited 以下、SAIL)は、インド、オディシャ州ルールケーラーにある同社製鉄所において、脱炭素に関連するプロジェクトと技術で緊
密に協力するための覚書(MOU)を交わしました。調印式はSAILのルールケーラー製鉄所役員室で行われました。
SAILのルールケーラー製鉄所は、生産プロセスを将来の状況に対応させる方策において優先事項のひとつとして脱炭素に注力しており、炭素排出量を低減するソリューションを求めています。当社との提携はこの取り組みにおける重要な一手です。
グリーンソリューションの総合プロバイダー
プライメタルズ テクノロジーズは、金属・鉄鋼業界向け環境、エネルギー効率ソリューションのマーケットリーダーであり、グリーンスチール技術と、環境に優しい産業への変容に特化した部門を設けています。当社はSAIL のルールケーラー製鉄所と緊密に協力し、炭素回収・利用(CCU)、
デジタル化、水素ベース製鉄、電気製鋼、高度な排ガス洗浄ソリューションの他、様々な面からグリーンスチールバリューチェーン全体にわたる専門知識を提供します。
プラント建設の先駆的専門知識
プライメタルズ テクノロジーズ Executive Vice President of Sales、Norbert Petermaier 氏談
「金属・鉄鋼業界は現在、脱炭素化への取り組みを急速に進めています。世界的なトップランナーであるプライメタルズ テクノロジーズは、グリーン製銑・製鋼ソリューションにおける実績ある専門技術をもって、SAIL ルールケーラー製鉄所を最大限に支援していきます。また、三菱重工グループの一員として、炭素回収・利用技術に関する深い知識を存分に活用します。」
SAIL ルールケーラー製鉄所Executive Director (Works) Sharad Raghunath Suryawanshi氏談
「SAIL ルールケーラー製鉄所は、ネットカーボンニュートラルの目標を達成するための炭素排出量削減の取り組みにおいて、プライメタルズ テクノロジーズと提携できることを喜んでいます。」
SAILのルールケーラー拠点は、世界でも有数の製鉄所です。同製鉄所だけで年間420万トンの粗鋼を生産しています。製品ポートフォリオは幅広く、熱延コイル、冷延コイルおよび薄板、亜鉛めっき鋼板、冷延無方向性(CRNO)電磁鋼板、電気抵抗溶接(ERW)鋼管、スパイラル溶接鋼管、防衛部門向け特殊鋼板など、最高品質製品を供給しています。
覚書に調印した、プライメタルズ テクノロジーズ Vice President of Sales and Head of Green Steel India、Biswadeep Bhattacharjee氏(左)と、SAIL ルールケーラー製鉄所Executive Director (Works) Sharad Raghunath Suryawanshi氏(右)
インド、オディシャ州のSAILルールケーラー製鉄所で行われた調印式でのSAILとプライメタルズ テクノロジーズの代表者
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp