ニュース&プレスリリース
ロンドン2016年11月 15日
Primetals Technologies、ベトナムのビナ・キョウエイ 向け棒鋼圧延機改良工事を受注
- 棒鋼圧延機のピンチロールとレイングヘッドを新型に交換
- 当社 SR シリーズのパイプで、レイングヘッドの耐久性向上とレイングのパターン改良
- 電機・自動化パッケージにより、導入する新機器を統合コントロール
Primetals Technologies は、ベトナムのビナ・キョウエイ・スチール社(Vina Kyoei Steel Ltd.:VKS) から、同国バリアブンタウ省の同社工場向けに、既存棒鋼圧延機のピンチロールとレイングヘッドの改 良工事を受注しました。試運転は来年初めまでに終了する予定です。
今回の改良工事では、棒鋼製品の品質とミル稼働率の向上を目指し、当社 SR シリーズのレイング用パ イプを導入することで、レイングヘッドの耐久性が向上し、レイングパターンを改良します。また、電 気・制御パッケージの投入により、新型機器を統合します。
ベトナムの棒鋼メーカー向けとしては初受注となった今回のプロジェクトでは、SR シリーズのレイン グ用パイプを備えたモルガンインテリジェントピンチロール、モルガン高速レイングヘッドに加えて、 既存の制御システムに対応するモーター、駆動機構、自動化システムが納入される予定です。この新型 機器の生産速度は 120m/秒に設計されています。
VKS は、1994 年に日本の共英製鋼との合弁会社として設立されました。ベトナム南部のホーチミン市 郊外に拠点工場をおき、年間生産能力は約 100 万トン、鉄筋棒鋼、ねじ節棒鋼、丸鋼、アングル、ワイ ヤロッドを市場に送り出しています。
SR Series は、Primetals Technologies の登録商標です。
米国マサチューセッツ州ウスターの Primetals Technologies 工場において、モルガン 高速レイングヘッドのテストを視察するビナ・キョウエイ一行
Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的 リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重 工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メ タルズテクノロジーズ社の統合により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世 界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com