ニュース&プレスリリース
ロンドン2017年4月 11日
韓国の Posco 光陽製鉄所向け傾動装置付き転炉の 近代化工事が完工し操業開始
- 緊急時用駆動装置によりほぼ 100%の稼働率を実現
- 保守が容易な長寿命設計を採用
- 将来的な転炉本体の拡大化に対応可能な余裕設計
- 停電やピーク負荷時などの重大局面で、運転要員と操業上の安全性を最大限確保 する安全コンセプ トを採用
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies, Limited)は、本年 1 月、韓国の Posco 光陽 製鉄所第 1 工場向けの近代化工事を終了して、第 1LD(BOF)転炉の運転が再開されました。当社は、 本転炉の近代化の一環として、2015 年末に、新しい傾動装置を設置する工事を受注していました。
この傾動装置は保守が容易で長寿命設計となっており、さらに、転炉本体の将来的な拡大化に対して寸 法及び性能的に対応可能な余裕をもった設計になっています。また、緊急時用駆動装置によりほぼ 100%の稼働率が実現されます。加えて、停電やピーク負荷時といった重大局面では、要員および操業 上の安全性を最大限確保する特別な安全コンセプトが採用されています。
Posco は、1980 年代に建設されて寿命に達したこの転炉の完全近代化を実施しました。当社は傾動装 置のエンジニアリングと納入、ならびに同装置の据付けと試運転のコンサルティングを担当し、残りの 転炉構成部品は Posco が据付を実施しました。この近代化工事は、第 1 工場の他の 2 基の転炉が操業し ている中で実施され、Posco と当社が適切に協力した結果、当初計画の 5 日前に完工しました。
プライメタルズ テクノロジーズが韓国の Posco 光陽製鉄所第 1 工場の第 1 転炉に納入 した傾動装置。
Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的 リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重 工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メ タルズテクノロジーズ社の統合により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com