ニュース&プレスリリース
ロンドン2018年10月 30日
米国のビントンスチール社向け棒鋼圧延機アップグレー ド工事を受注
- 設備をアップグレードし製作品パッケージングも改善
- 最長 80 フィートの棒鋼圧延を実現
- 2020 年前半に稼働開始予定
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は米国テキサス州のビントンスチール社 (Vinton Steel LLC)から棒鋼圧延機のアップグレード工事を受注しました。本工事により、同社は (圧延後のハンドリング停滞による)遅延の軽減、生産性の向上、バンドル品質の向上、最長 80 フィ ートの棒鋼の処理が可能になります。稼働開始は 2020 年前半を予定しています。
このプロジェクトは、棒鋼圧延後の冷間せん断機から製品搬出までの処理設備一式からなり、当社は剪 断力約 600 トン(660 ショートトン)の冷間せん断機、冷間せん断機用ランアウトテーブル、測長用ビ ーム、短尺材ハンドリングシステム、棒鋼計数器、バンドル成形装置、結束機、結束後の製品用倉庫に 加えて、層位置分解能付き光学式棒鋼計数装置、電気設備、自動制御装置の供給、さらに据付け指導も 担当します。
ビントンスチール社は年産 27 万トン強(30 万ショートトン:約 27 万 2 千トン)の電炉製鉄所で、建 設業界向けに#4 から#18 まで様々なサイズの鉄筋用棒鋼を生産しており、鉱業で用いられる直径 1- 1/2 インチから 4 インチの研削用鋼球の原材料となるみがき棒鋼(表面が滑らかな丸棒)も製造してい ます。1962 年設立の同社は、2016 年 12 月に電炉業界で世界的な大手企業グループである共英製鋼株 式会社によって買収されました。
プライメタルズテクノロジーズの冷間せん断機と棒鋼圧延機用ローラーテーブル
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com