ニュース&プレスリリース
ロンドン2023年9月 12日
グリッドフレンドリーな電力供給システムの導入を目指す新たな協力体制で次世代の電気製鉄を実現
- 画期的な電力供給ソリューション「アクティブパワーフィーダー」をドイツの鉄鋼メーカーBGH エーデルシュタールに納入
- グリーンスチールプロジェクトに不可欠な技術 - 電気アーク炉への送電において、高品質な電力を確保しながら、エネルギー効率の高いプロセス、電極の消耗量削減、および炉設備の負荷と摩耗の軽減を実現
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、自社開発製品「アクティブ パワー
フィーダー」を、50トンの電気アーク炉(EAF)でテストする契約をドイツ、ジーゲンにあるBGHエーデルシュタール(BGH Edelstahl)と締結しました。「アクティブパワーフィーダー」は、2025年までに、EAFプラントにおける実機での操業に向けて準備が整えられる予定です。
革新的な電力制御システム
画期的な電力制御システム「アクティブパワーフィーダー」は、環境に優しい電気製鉄のキーとなる技術です。特許取得済みで実績のある、高圧モジュール式マルチレベルコンバーター(MMC)技術を利用しています。
「アクティブパワーフィーダー」により、電力供給システムが電力会社の基準を満たす高い電力品質を維持したまま生産設備を稼動することができます。さらに、電力損失を抑えながら炉の高い運転効率を確保します。
設置オプションの柔軟性の高さもメリットです。既設EAFの近代化にも、溶解工場の新設にも対応します。また、レードル炉を追設した場合に電力供給システムにかかる負荷も補償します。「アクティブパワーフィーダー」が導入されれば、これらの機能の利用に静止型無効電力補償装置(SVC)や自励式SVC(STATCOM)は不要となります。
BGHエーデルシュタールにおける初の産業用アプリケーション
当社とBGHエーデルシュタールは、この技術について、実機での操業条件下においてのEAFによるスクラップ溶解の環境的、技術的、および商業的なメリットの実証試験を計画しています。BGHエーデルシュタール社の炉は、三相間接モジュラーマルチレベルコンバーター(MMC)を搭載した「アクティブパワーフィーダー」から電力供給を受けることになります。
BGHエーデルシュタールは、最高品質のステンレス鋼や特殊合金を製造する特殊鋼メーカーです。同社の製品群は幅広く、エンドユーザーからの正確な納期や最高品質基準など特別な注文に対応する小ロット生産も行います。2030年までにスコープ1とスコープ2のCO2排出量を2021年比で42%削減し、スコープ3排出量は25%削減することを必達目標としています。
プライメタルズ テクノロジーズとBGHエーデルシュタールは、ドイツのジーゲンにあるBGHのプラントに「アクティブパワーフィーダー」を導入します。
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp