ニュース&プレスリリース
ロンドン、2021年11月 09日
アルセロールミッタル ポーランド向け高炉用排ガス処理 プラントを受注
- エネルギー消費量の削減
- ドライダストリサイクル率の向上
- 環境に一層優しく
- 保守作業の軽減
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)と Mostostal Zabrze Realizacje Przemyslowe(以下、MZRP)は、アルセロールミッタル ポーランド(ArcelorMittal Poland S.A.)より、 同社のシロンスク、ドンブローヴァ グルニチャ(Dąbrowa Górnicza, Silesia Voivodeship)にある第 2 高炉向け排ガス処理プラントを受注しました。このプラントは、アルセロールミッタル ポーランドが欧 州地域開発基金の資金を活用して進めている研究開発プロジェクトの一環として、フルターンキー契約 で建設するパイロットプラントです。サイクロン式ダストセパレーターと湿式ガススクラバーを搭載し、 保守作業とエネルギー消費量を削減するとともに、ドライダストのリサイクル率を上げ、環境に及ぼす 影響を軽減します。現地での着工は 2022 年の予定です。
アルセロール ミッタルは世界有数の鉄鋼鉱業会社であり、ポーランド南部に 6 つの製鉄所を持つ大手鉄 鋼メーカーです。同社の製品は、建設・輸送・鉱業用の形鋼・レール・建材や、自動車・家電用の鋼板 製品など多岐にわたっています。ドンブローヴァ グルニチャ製鉄所は、大型形鋼製造に特化しています。 また、120m 長のレールを生産できる世界でも数少ない製鉄所の一つでもあります。
当社が供給する主要コンポーネントのひとつは、Tri-ax サイクロン式ダストセパレーターです。これは、 リサイクルのために回収されるドライダストの量を増やし、処理される含水廃棄物の量を減らします。 また、プロセス全体のエネルギー効率を向上させ、稼働中の保守作業を軽減します。これにより、製鉄 所の操業コストが削減され、より環境に配慮した事業運営が可能になります。建設はコンソーシアムパ ートナーである MZRP が行い、試運転は当社が行います。
ヨーロッパの高炉に設置された稼働中の 6.5m Tri-Ax サイクロン
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリン グ、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタ ライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる 分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ 会社で、従業員数は全世界で約 7,000 人です。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp.