ニュース&プレスリリース
ロンドン2023年4月 20日
アルセロールミッタル ブレーメン製鉄所とゲント製鉄所向け銅ステーブを受注
- ブレーメン製鉄所とゲント製鉄所で老朽化した銅ステーブを交換
- 六角インサートが長寿命とランニングコストの削減を実現
- 工事予定は2023年末
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、ブレーメンとゲントにあるアルセロールミッタル(ArcelorMittal)の製鉄所向け銅ステーブを受注しました。ゲント製鉄所では、現在の銅ステーブの摩耗や曲げ変形の問題があり、アルセロールミッタルは代替技術を探していました。
曲げ変形と摩耗の大幅な低減
ゲント製鉄所向けに受注した銅ステーブには、当社の実績ある耐曲げ変形技術が採用されています。この技術がステーブの角や配管接続部の熱による曲げ変形を防ぐため、溶接部のひび割れや冷却水の漏れが起きません。
また、スライド式の六角インサートが未還元物を保持することで摩耗が大幅に減少するため、メンテナンス費用が削減できます。
受注事例
ブレーメン製鉄所ではステーブが寿命を迎えるため、交換用銅ステーブを受注しました。
この数年の間に、当社はアルセロールミッタル向けステーブを継続して受注しています。2022年7月には、南アフリカのニューカッスルにある同社の高炉に鋳鉄ステーブを取り付けました。
そのステーブは、テーラーメイドの耐曲げ変形技術と、炉内への冷却水漏れを引き起こす冷却管破損の一般的な原因であるボルトの抜け落ちリスクをなくす固定システムを採用したものです。今後はアルセロールミッタル ポーランドに交換用の銅と鋳鉄のステーブを供給する予定です。
大手鉄鋼メーカー
アルセロールミッタル ヨーロッパの平鋼製品部門に属しているゲント製鉄所は、自動車、家電、建設業界など様々な市場に向けた高品質な製品を生産しています。ブレーメン製鉄所も、自動車業界などの市場向けに年間360万トン以上の鋼材を生産しています。
納品前検品を待つ六角インサートを採用したプライメタルズ テクノロジーズの銅ステーブ
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp