熱間圧延機での断熱性を最適化 - エネルギー消費とコストを削減
トランスファーバーでのヒートロスは熱間圧延機オペレーターにとって古くからの問題です。 導熱、対流、放射によるヒートロスにより、トランスファーバーに沿った最終圧延温度が均一でなくなることがあります。 ヒートロスが起きると、仕上げミルでの圧延荷重と電力レベルを上げて補います。 エネルギーコストが急速に上昇し、鉄鋼生産におけるCO2排出削減が世界的に求められる今こそ、トランスファーバー内の熱を保持し、圧延荷重や電力レベルを抑えることで、エネルギー消費とコストも抑える技術への投資を行う時です。 この技術には、仕上げミルの高速化、スループットの向上、一貫した寸法を実現し、エッジクラックを最小限に抑え、テールエンドの破れを減少させる効果もあります。
PAUL SHERMAN
Head of Metallurgical Services, Primetals Technologies
Paul Sherman 1979年、メカニカルエンジニアとしてプライメタルズ テクノロジーズに入社以来、 設計、研究開発、サービス、プロセス、試運転など、様々な部門を経て、 Encopanelシステムビジネスマネージャーに就任し、世界中の数々の熱間圧延プロジェクトでEncopanel断熱システムを扱いました。 現在はイギリスの拠点でメタラジーおよびアフターサービス部門を率いています。
SANDIP SAMANTA
Head of Technology & Innovation, Primetals Technologies
Sandip Samanta プライプライメタルズ テクノロジーズでの勤務は25年を越えます。 技術とイノベーションの責任者として、Industry 4.0導入によりエンジニアリングソリューションを変革し、お客様の現在および将来の市場要件に適した戦略的な製品を開発、商品化することに情熱を注いでいます。 一流の工科大学であるインド工科大学カラグプル校で電気工学を学んだ後、金属産業でのキャリアをスタートしました。 Sandipは、世界中の複雑な圧延ミルプロジェクトにおいて、エンジニアリングおよび自動化システムのさまざまな経験を持っています。