ニュース&プレスリリース
ロンドン2015年12月 08日
Primetals Technologies、ロシア・チェリャビンスクで Mechel 社の LD(BOF)転炉近代化工事を継続受注
- 近代化による LD(BOF)転炉の更新
- 転炉からの排出物を削減
- これまで受注した転炉近代化の成功による継続受注
Primetals Technologies はロシアのチェリャビンスク製鉄所(ChMK)の製鋼工場内 LD(BOF)転炉の近 代化工事を Mechel Group から受注しました。このプロジェクトは、老朽化した設備の更新・近代化に より、出鋼重量増による生産量拡大と、吹錬時間短縮による出鋼時間間隔の最適化がはかられます。同 時に ChMK は新たに冷却塔と排ガス浄化プラントを設置し、転炉からの排出物を削減する計画で、ロシ ア西部ベルゴルドの Rosenergostahl 社がこの装置を供給します。本工事は、この製鋼工場において Primetals Technologies が実施する 3 基目の転炉近代化工事。他の 2 基の転炉は 2011 年 8 月と 2013 年 11 月に成功裏に稼働を開始しています。
Mechel Group はロシアで鉄鋼、合金鉄、石炭の生産及び発電を担う大手グループ企業。Mechel はステ ンレス鋼の大手メーカーで、ロシア中南部のチェリャビンスク州で国内最大の一貫製鉄所 ChMK を操業 しています。ChMK は、銑鉄、鉄鋼半製品、および炭素鋼/構造用鋼/工具鋼/耐食鋼などの桁や鉄道レー ルのような大型製品を含む長尺の条鋼や鋼板など、幅広い製品を生産しています。
この転炉近代化工事は、転炉製鋼工場の年産能力を向上する拡張プログラムの一部。Primetals Technologies は基本設計と詳細設計を担当し、転炉、トラニオンリング、メンテナンスフリーの炉体支 持装置など、中核となる構成部品を提供します。また、転炉の傾動装置と AC モーターを更新し、関連 する基本オートメーションシステムを導入します。Primetals Technologies は現場における据付指導と 試運転もあわせて実施します。
コンピューターアニメーション画像: Mechel グループのチェリャビンスク製鉄所 (ChMK)製鋼工場の新型転炉(ロシア、チェリャビンスク)
Primetals Technologies, Limited は本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的 リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービス の一式を提供します。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は三菱重 工グループで、株式会社日立製作所、並びに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンス VAI メ タルズテクノロジーズ社の統合により発足しました。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。発足時の従業員数は全世界 で約 9,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com