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Computer animated 3D image of EAF Quantum electric arc furnace by Primetals Technologies

ロンドン2019年4月 16日

中国の梧州市永達鋼鉄向け新型電気炉 EAF Quantum と ツインレードル炉を受注

  • 10 基目の中国向け EAF Quantum 電気炉
  • 溶鋼 1 トン当たりの電力消費量を大幅に低減、操業コストと CO2排出量も削減
  • 溶解間隔の大幅な短縮化

 

プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、中国の鉄鋼メーカーである梧州市永達 鋼鉄有限公司(Wuzhou Yongda Special Steel Co., Ltd.: 梧州市永達鋼鉄)から、広西チワン族自治区 梧州市における新設プロジェクト向けに新型電気炉 EAF Quantum とツインレードル炉を受注しました。 EAF Quantum はさまざまな組成や品質の鉄スクラップを処理できるよう設計されており、スクラップ の余熱により電気炉の消費電力は大幅に低減され、操業コストと CO2排出量をともに削減可能です。ツ インレードル炉は、生産対象鋼種に対する鋳造温度を設定どおり正確に制御します。この新型電気炉は 2020 年初めに稼働を開始する予定で、中国向けとしては 10 基目となります。

 

梧州市永達鋼鉄は中国南部の広西チワン族自治区にある民営製鉄会社で、棒鋼、鉄筋、線材を製造して います。EAF Quantum とツインレードル炉は、ステンレス鋼を生産する同社の新設プロジェクトの一 環として設置されます。当社は、機械および電気プロセス設備一式と、自動化技術として、自動スクラ ップヤード管理機能、自動装入プロセス、自動ランス酸素吹込み装置および砂充填設備、インダストリ ー4.0(Industry 4.0)に対応するレベル 2 オートメーションを納入します。また今回の受注には除塵装 置用の基本データパッケージも含まれています。

 

当社が開発した新型電気炉 EAF Quantum は、実績あるシャフト炉技術と革新的なスクラップ装入プロ セス、高効率予熱システム、新しい傾動方式を有する下部容器、最適化された溶解システムを装備し、 出鋼間隔の大幅な短縮を実現します。従来の電気炉に比べ消費電力が大幅に抑えられ、電極と酸素の消 費量低減もあいまって、全体で約 20%の処理コストの削減が可能です。全体の CO2排出量も従来の電 気炉と比較すると粗鋼 1 トン当たり最大で 30%削減できます。また、最新の自動排ガス制御を備えた総 合除塵システムは環境要求事項のすべてを満たしています。

プライメタルズテクノロジーズの新型電気炉 EAF Quantum のコンピュータアニメー ションによる 3D 画像

プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com