• レベル2オートメーションシステムの包括的なアップグレード設備機器を供給し実装 
• 最先端のプロセスモデルにより、生産工程の精度と信頼性が向上 

プライメタルズ テクノロジーズ（Primetals Technologies）は、インドの大手鉄鋼メーカーSteel Authority of India（以下、SAIL）の、インド、セーラムにあるステッケルミル向けプロセスオートメーションシステムのアップグレード工事を受注しました。 本工事で当社は、レベル2オートメーションについてのソフトウェアと設備機器の供給と実装を行います。 

より高い精度と信頼性 

既設のプロセスオートメーションシステムは、1995年にシーメンスが供給したものです。 この度の更新工事で導入される最新の規格に準拠した新システムにより、 圧延プロセスの制御精度と圧延機の稼働率が向上し、 SAILのセーラム製鉄所におけるステンレス鋼生産能力が強化されることになります。

計画された稼働停止期間内に工事実施

当社のオートメーション専門家が、現在のレベル2システムを停止することなく、ステッケルミルに新システムを導入します。 新システムへの移行に先立ち、プラント構成や生産工程に関する重要な数値や知見を収集し、 あらかじめ計画された稼働停止期間内での導入スケジュールを組みます。 また、新システムは、IT関連のメンテナンスの必要性が大幅に削減される新しいハードウェア上で動作します。

インドのステンレス鋼市場を開拓

SAILの特殊鋼部門に属するセーラム製鉄所は、インドにおける広幅ステンレス鋼板・コイルのパイオニア的サプライヤーです。 ここでは、オーステナイト系、フェライト系、マルテンサイト系、低ニッケル系のステンレス鋼を薄板とコイルの形状で生産しています。 冷間圧延製品の年間生産量は34万トン、熱間圧延機の年間生産能力は36万4千トンです。 さらに、インド初の最新鋭ステンレス鋼ブランキング設備を備えており、年間6,600トンのコイン・ブランク、ユーティリティ・ブランク、サークルの生産能力を有しています。 
 

プライメタルズ テクノロジーズがSAILのセーラム製鉄所においてステッケルミルのレベル2自動化システム更新工事を実施