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ロンドン2018年11月 21日
中国の承徳鋼鉄から連続亜鉛めっきラインと酸洗ライン を受注
- 新設される冷間圧延・プロセス工場に連続亜鉛メッキライン(CGL)と連続酸洗ライン(CPL)を 納入
- CGL は厚さ 6mm までの冷延鋼板を年間 41 万トン処理
- CPL は厚さ 8mm までの冷延鋼板を年間 100 万トン処理
- 両ラインとも厚鋼板を処理可能
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は、中国の鉄鋼メーカーである承徳鋼鉄バ ナジウム・チタニウム冷間圧延鋼板有限公司(Chengde Steel Vanadium Titanium cold-rolled sheets Co, Ltd.:承徳鋼鉄)から、河北省承徳市に新設中の冷間圧延・プロセス工場向け連続亜鉛めっきライン (CGL)と連続酸洗ライン(CPL)を受注しました。CGL は冷延鋼板の年間処理量 41 万トン、CPL は 年間処理量 100 万トンで設計されており、両ラインとも厚鋼板の処理が可能です。加工された鋼板は建 材、建設、自動車向けとして使用されます。亜鉛めっきコイルと酸洗コイルの生産開始は 2019 年第 3 四半期の予定です。
承徳鋼鉄は中国最大手の鉄鋼メーカーである HBIS 集団の一員であり、2016 年の年産量は 4,600 万トン です。承徳市双滦区にある新しい冷間圧延総合工場は、冷延コイル、焼鈍コイル、原板(フルハードコ イル)、溶融亜鉛めっきコイルを含む年間総生産量 210 万トンの工場として設計されています。
CGL は厚さ 1~6 ミリメートルの熱延鋼板に加えて、厚さ 0.5~2.5 ミリメートルの冷延鋼板を最大幅 1,630 ミリメートルまで処理可能で、納入される設備には最大圧延荷重 1,200 トンのスキンパスミルと テンションレベラーも装備されています。CPL は板厚 1~8 ミリメートルの鋼板を幅 1,630 ミリメート ルまで処理可能で、サイドトリマー、スクラップチョッパー、最大圧延荷重 1,500 トンのスキンパスミ ルが各 1 基設置されています。
当社は CGL と CPL の機械、電気設備のエンジニアリングおよび機器納入、さらに低電圧システム、モ ーター、VVVR ドライブ、モーター制御センター(MCC)、計測機器、ベーシックオートメーション (レベル 1)およびプロセスオートメーション(レベル 2)を含む電気・自動化システムのエンジニア リングおよび納入、そして据付、試運転指導を担当しています。なおオートメーションについては、将 来的にレベル 3 システムにも対応できるインターフェースも準備される予定です。本工事で顧客である 承徳鋼鉄は、中電圧システムと開閉装置付き変圧器の供給と据付を担当します。
プライメタルズテクノロジーズ製の連続亜鉛めっきライン(CGL
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業における、エンジニアリン グ及びプラント建設全般の世界的リーダーかつライフサイクル・パートナーです。当社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューショ ンを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューション をお届けします。当社は、株式会社日立製作所ならびに株式会社 IHI が資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメ ンス VAI メタルズテクノロジーズ社の統合により発足した三菱重工のグループ会社です。出資比率は三菱日立製鉄機械が 51%、シーメンスが 49%です。従業員数は全世界で約 7,000 人。詳しくは、下記 URL より当社公式ウェブサイトをご覧ください。 公式ウェブサイト:www.primetals.com